代替SNSはあるのかどうか

「Twitterが改悪で使いにくくなった!」という話題が持ち上がっていましたが、そもそもSNSというものそのものが「インフラのタダ乗り」みたいな側面があるので、「良くしたければ課金しろ」的な話が出てきたりしていろいろとモヤモヤしています。何が良いとか何が悪いとかそういう話ではなく「そういう仕組み」という感じで利用していれば、何となくですが「これからどう付き合っていこう」という考え方が浮かんでくるようにも思っています。世の中にはSNSを構築するツールみたいなものがあれこれあったり、そういったサービスの提供があったりするのですが、今からそういうグループウェアの構築や運用に手を出したりするかというと、それはそれで無いだろうなという感じになってしまうと思うので。結局のところ、SNSもオープンウェブも全然変わらない仕組みなのかなって思っています。難しいところ。

この短期間の間にいろいろな代替的SNSサービスが検索されたという話を聞きましたが、どれも一長一短あるようで、長期的な定着に結びつきそうという感じでは無さそうだったりします。Twitterも紆余曲折を経て10年以上の運用実績を経て認知・利用が進んでいったという話であり、やはり知見や認知を経て安定稼働するに至るまでの道のりは果てしなく長いものという認識で間違いないようであり、代替SNSをどうこうするというのは現実味のない話だったようにも思います。

何ならウェブに於けるTwitterのようなタイプのSNSはマネタイズ化が難しいと言われているようで、頑強なサーバーを準備してしっかりとしたシステム運用体制が出来ていたとして、それを黒字運営できるかといえばそれはそれで別問題であり、早々に終了に至ってしまう未来しか見えないとか何とか。結果として古のウェブ方式ともいえる「個人サイト」「連携サイト」個人連携方式が、現代ウェブの安定稼働という意味では一番強かったりするのかなって思ったりします。真相は果てしなく謎だらけですが。

予想の範疇ですが、これから無料で提供されるウェブサービスやSNSは「サービス範囲の拡大」はあるにしても「利便性の制限は強くなる」可能性が強いと考えています。過激発言や迷惑行為によるアカウント凍結などをはじめとした様々なトラブルを観測してきたこともあり、これから「SNSは物騒なウェブサービスになる」というバイアスは意外と強くなっていく可能性がありそうです。発言したいことはいろいろあるにしても、明確な意思表示という意味も含めて「個人サイト復権」みたいなフェーズは、案外あるのかもしれません。

そんなことを考えながら。

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