はじまりの一眼レフカメラの話

はじめての交換レンズカメラは、実はミラーレス機でした。PENTAXのQ10が最初の機体で、「コンデジのように持ち歩ける交換レンズカメラ」というのが気に留まって手にしたものでした。2014年あたりの画像記録はおおよそこれが占めており、当時は「何となくお安くて面白そうなカメラ」を基準に選んでいたような気がします。交換レンズがそもそも安く購入でき、交換レンズの楽しさを味わえるということで選んだような記憶があります。その後、ボディがQ7になったり、08ワイドズームなどを購入したりとしましたが、後日談としてはこれから何年かあとにPENTAXのKマウント機のほうに転換しています。携帯性に優れている事以外の特性を生かす機会があまりなく、望遠撮影がどうしても非力だったことが理由だったように記憶しており、なによりスマホのカメラの伸びしろの恩恵を受け始めたこともあって、ひっそりとQマウントからは手を引いてしまいました。レンズをコンプリートしていたりしたのでかなり勿体なかったようにも思うのですが、Kマウント移行にあたってあっさり手放したように記憶しています。

主にねんどろいど写真を撮っていたのがこの時期であり、次いで風景写真などを撮っていました。単焦点レンズがやたら使いやすく、被写体として利用していたねんどろいどフィギュアのこともあって「ブツ撮りカメラ」として利用するケースが多かったです。また、トイレンズ枠でフィッシュアイレンズが破格の値段であったこともあり、魚眼撮影も結構好んでやっていました。ただ、この頃はまだ写真知識も乏しくブツ撮りが多かったこともあって、記録写真的な画像データの方が多くストックされています。現在の写真部に所属する前~所属直後くらいの時期でもあって、この頃はフルオート撮影もかなりありました。どちらかといえば「記録を楽しんでいた時期」だったと思う次第です。

持っていた頃の機材画像ですが、とにかく小さいのが強みで、フルセットでも小さめのプラボックスで持ち出せる程度にコンパクトだったのが所有欲と運用性に刺さった形でした。今となってはコレクターアイテムとして保持しておけばという後悔の念があるくらいに気に入っていた機種で、後から発売された08ワイドズームレンズは後の風景写真撮りの趣味を確立させるくらいに気に入っていたレンズです。08ワイドズームは俄然高い価格設定だったのですが、それでも当時フルセットで10万くらい、ボディ+レンズ8本のフルセットが揃う程度にコスパは良かったと記憶しています。

当時は「ねんどろいどと旅をする」みたいな事もやっていた時期とあって、プチ旅写真なんかにねんどろいどを添えたものが多くストックに残っています。

Kマウントに転換したあたりで、ねんどろいど旅行記的な画像は一区切りしていました。この後、現在所属している写真趣味のグループと色々撮影趣味を嗜むようになってQシリーズの善し悪しを洗い出すきっかけがあった事もあり、Q7からK-50へと転換しています。Kマウントに移行後に色々と沼にハマるイベントのような出来事がいくつか発生したのですが、その過程でオールドレンズマニュアルフォーカス撮影などの「尖った出来事」があったこともあり、Qマウントの記憶は約3年で終息しています。

はじめてのデジカメがコンデジで、撮影もフルオートで、記録保持の意味合いでしか撮影趣味を認識していなかった時期が約7年あったのですが、その方向性を一転させるきっかけになったのがQ10をはじめとしたQマウント機でした。まだ撮影設定のいろはも知らない時期でしたが、「レンズ交換による撮影の楽しみ」という最初の沼に突入してしまったきっかけ機という意味で思い入れの強い機種でした。今あらためて持ちたいかといわれると微妙な所ですが、ミラーレス機が主流に転換しつつある昨今に今更持つ機会があるとは思えない次第ですが。全てのはじまりとも言える機種になったので、何かのきっかけで「思い出カメラ」として持ちたいという気持ちはあったりします。縁があれば。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です