人生の転換期に寄せて

そろそろ会社勤めが困難になる年齢に到達してしまったことを端に、フリーランスに転向することを余儀なくされました。今後の仕事やら何やらがどうなるかはまったくの未知数ではありますが、企業に労働力として雇用されなくなってしまった都合上やむなくということで、今後はこちらのブログでも営業活動を行っていければと思っている次第です。不健康体だったことを後悔してもはじまらないし、いずれ「企業が固定費としての従業員を雇わなくなる」という想像が現実味を帯びてきたという実情もあって、これからは「人生の後半戦」としての「仕事の模索」を行っていこうと思っている次第です。
しかし、いざ「自分の強みとは何か?」という話を突きつけられると全然出てこないという実情に早速頭を抱えており、そうこうしているうちに生活資金も枯渇してきて色々と私財を売却することを強いられたりとで、実際のところ「個人事業の壁の高さ」を痛感するに至っています。そもそも工場や倉庫でやってきたノウハウなんてものの何が個人の事業性として転用出来るかといえば何もできるものはなく、趣味活動が地方都市の営業活動に役立てられるかといえばそもそも需要のパイが少ないという事情があり、そもそも「お前何物なんだ?」という根本的顔の利かなさに困惑するばかりで、そもそもの活動開始がまだまだ始まりそうにもない実情がそこにあったりして難儀しています。
仕事が順調にこなせるというのは、40代後半にもなってくると幻想になってしまうという話。とにかく健康面での諸問題が噴出しだしたら最後、健康面での業務活動が極めて困難になるという事実を突きつけられた次第です。致命的な大病こそ患っていませんが、フルタイムで現場仕事を行うには相応に不足を出す程度に健康を害しており、昨年に解雇の憂き目に遭遇してから再就職出来ずに現在に至っており、現在進行形で自由業の奈落に放り込まれています。こうやって振り返ってみると、企業就労者は将来的な保証も何もない環境下で真面目に仕事をしている分には将来に対しての不安だらけという事に気付きましたが、過ぎたるは及ばざるがごとしというか何というか。「クソ真面目が正しいとは限らない」がそこに有ったという話。
役に立つ趣味? 実用的なスキル? そもそもそれを営利業務化出来る場所とニーズは? などなど。フタを開ければ疑問符のオンパレードで、改めて昨今の人材育成の背景をいろいろ痛感した次第です。現実問題として「職場は別に教育もしないし、そもそも教育要員が存在しないケースも多い」というのを最前線で見てきたはずなのに、いざ自分がその身に置かれたときの脆さというか弱さというか。そしてこのたび、健康上の理由を契機にフルタイム就労が実質的に閉ざされた都合、自宅の一室を拠点に何が出来るのかといえば特に強みになる部分を持ち合わせていなかったというオチを付けて。
ひとまずはクラウドソーシングを物色してみたり、今できそうな副業系ジャンルを検索してみたり。そういえばウェブに於ける収益化という題材について語ってきた背景がありながらも、自身が収益化までにこぎ着けたかといえばそういうわけでもなく。まだ人生の終わりが確定したわけでもなく、将来が明るいわけでもない未来にどうこう言うよりも前に、明日のためにできることをしなくてはならないので今は仕事になりそうな事をいろいろ調べて回っているところです。
これからどんなことが出来るだろうか? どんな活動が価値ある行為になるだろうか? そんなことを考えながら仕事を探しています。仮に個人事業者として活動をするのであれば更に多くの事を学び知らなければならないわけで、この健康を害した自分にどのくらいの事が出来るのだろうかという不安と恐怖でいっぱいになります。ただ、会社勤めにあぐらを掻いていたのも事実であり、人生100年時代に於いて「年金制度の将来性」の事を鑑みれば「生涯現役が大前提まである」時代になっているわけで、自身の怠慢が身にしみる結果というのもまた事実である次第です。今から頑張って軌道に乗るまでどのくらいかかるのかという不安と共にキーボードを叩いている次第ですが、長寿社会が良いかといえばいろいろ考えてしまうものだなと思ってしまっています。これからの自分は確実にパフォーマンスの低い活動を強いられるわけで、加齢に逆らえるわけもなく、新規開拓が出来るとも限らずなので。
ひとまず、このブログの余ったページに営業活動のページを作ったり、作品化出来るものがあれば公開スペースを作ったり、とにかく「自分の足跡」みたいなものを逐一公開に載せていこうと思っている次第です。いざ考えてみると、意外と自分のやってきた事って少ない。実質的に新規開拓だしゼロからのスタートまであるので、本当に自分の身の先が不安でなりません。それでも、そこから出来ることはゼロではないと信じて。
個人で仕事をすることについて、これからいろいろと学んでいこうと思っています。20代を悔やむのは間違いなく人生の中盤を越えたあたりの40代になってから、今ならそれを実感出来るというか、今それを噛みしめています。これから「指名される自分の仕事」について、いろいろと試行錯誤をしていきたいと思っています。