PENTAXと過ごす夏休み 02

夏の写真は「夏季休暇」というテーマが付随しているのが好きです。人の姿を堂々と公開するのは難しいので多くは加工やシルエット化などのテクニックで処理するわけですが、そもそものテーマとしてこの辺は揺るぎない部分を占めていたりします。写真そのものは「記録」なので、「風景を記録するか」と「人々の物語を記録するか」となると確率的には後者の比率の方が多くなる傾向にあります。風景やテーマ写真として「人が入ることを嫌う」人々というのはかなりの数いると聞きますが、自分の場合は「人々の綴る物語性」みたいなものを撮るのはむしろ大好物という話。

「何気ないシーンにもテーマがある」というのは、写真趣味の先人からの「耳が痛くなるほどの」教養のひとつなのですが、テーマの無い写真は「撮った人の記憶からも消失しやすい」という話であり、「忘れないためのテーマ撮り」というのは強く指摘されており、今でも定期的に指摘されています。実際に「狙って撮った写真」はSNSやブログの素材にも使っていますが、その枚数はせいぜい全体の1割程度であり、残りはだいたい死蔵するという有様なので、まあ間違ってないなと思っている次第でもあります。

「海と夕焼け」というテーマは年中撮っているテーマのひとつで、地域の「夕焼けスポット」は定期的に訪れ、定期的に開拓をしている次第です。単純に「好きだから」という理由ですが、夏季の撮影ネタに多くなる理由は「暑さがキツすぎる」という理由もあります。まあ、年中撮っているテーマなので、場所と三脚置き場があればだいたい撮っている感じがあります。主なレンズは標準レンズ(18-50mm)が頻度高めで、広角の絵が多いです。横のカットのみ、ブログなどに転用している感じで利用しています。

これから秋にかけて何を求めるかと言えば、「赤色の追求」でしょうか。遠方ですが、紅葉のきれいなスポットをいくつか掴んだので「赤が映える技術」を模索・開拓しようと画策している次第です。夕焼けにも活かせる技術なので、早いうちにモノにしたい次第ですが、K20Dという機体限界もあるので、悩ましいところです。レンズがホイホイ買えるかといえばそういうわけでもないので、レンズを絞った上でフィルターを揃えてみようかと画策中です。あとは、機材の絞り込みをした上での技量向上を目指すくらいしか。

福岡県在住の中の人ですが、北九州地区は桜のイメージで、福岡県東部や南部の方が「秋らしいスポット」が多いイメージです。県境を越えるルートにまで走り込めばもっと多くの選択肢があるのでしょうが、ちょっとまだ荷が重い(物理)状況です。下調べした上での機材選択も必要なので、夏休み以後は10月上旬にかけて情報収集とロケハンに勤しもうかと画策中。ただ、山越えは必須条件なところが多いのが秋の撮影の苦労。

涼しくなれば、もうちょっと遠方まで行けるかもしれませんが、限られた時間と予算と機材で行動をするのはやはり大変なことです。撮りたいテーマは尽きませんが、撮りに行く体力と気力と予算は有限なので、少しくらい体力作りもしなくてはならないかもしれません。また、酷暑とはいえ晴天続きな夏の傾向とは裏腹に、秋の晴天は気まぐれなので、天気予報とのにらめっこが続くのも難点といえば難点。何処に行くかは休日の天候次第なのは、秋の気分というか何というか。

探せば近場にもあるはずなのですが、なかなかアンテナが感度不十分という感じです。野望はでっかく持つに越したことはないとは言われていますが、現実は結構タイトな話。

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